Ten Days with the MacBook 12-inch Early 2015

前回のエントリからしばらくたって、今日で10日目になります。初日と今日を合わせて10日間使ったことになりますので、思うところを書いてみようと思います。

なお、前回のタイトルでは Mid 2015 と書いた覚えがありますが、Macの「このMacについて」の画面上で確認してみたら "Early 2015" でした。

最初からずっと気にしているバッテリーの持ち時間ですが、思った以上に長く持ちます。画面が綺麗なので今までiPad AirでやっていたこともMacでやるようなことが増えたのですが、それでも夜まで充電が足りなくなるということがありません。

それどころか、1日使っても半分くらいはバッテリーが残っているので、最近バッテリーが持たなくなっている私のiPhone 5を充電できるくらいの余力があります。

よく知られている通り、このMacBookはイヤフォンジャックを除きUSB-Cだけしかポートがありませんから、iPhoneを充電するためにはアダプタが必要なのですが、Amazonで持ち運びに便利な小さなダプタが2個セットで7ドルくらいでしたので、買ってしまいました。

ケースは15ドルのフェルト製のものを買って、iPad Airと一緒に入れて脇に抱えて持ち歩いています。バッグにしまってしまうよりも、すぐに取り出して使えて楽です。

バッテリーのもちは、作業をせず画面だけ表示している時に顕著で、画面を見てしばらく操作しないでいてからバッテリーの残り時間表示を見ると、13時間を超えていたりしますので、バッテリー節約のために画面をオフにする必要はなさそうです。設定画面から省電力設定を変更して、画面を自動的にオフにしないように設定しました。

iPad Airもそうですが、画面を常にオンにしていられるというのは、まさに印刷物や電子ペーパーの強みなわけですが、これくらいのバッテリーライフがあると液晶画面でも、毎晩充電するという条件付きで、同じことが可能なわけです。画面のオン・オフがないというのは、本当に快適で、今まさにベッドの上にiPad Airが画面がオンのまま転がっているわけですが、画面には読みかけのページがそのまま表示されていて、これはまさに雑誌などを開きっぱなしで放置するのと同じ感覚なわけで、これがデジタルデバイスでできるようになったというのは、本当に大きなことだと思うのです。

以前使っていたMacBook Airからのデータの移行ですが、今回は新しいMacとして設定しましたので、iCloudで自動的に同期されたデータ以外は、必要に応じてTime Machineから取り出そうと思っています。別のMacでバックアップされたデータをTime Machineから取り出す方法がわからなかったのですが、ググったら見つかりました。知っていれば簡単で、メニューバーのTime Machineアイコンをクリックする時に、Option キーを押していればいいだけです。

Time Machineは、同じディスクに複数のMacのバックアップを保持できるので、以前から使っていたディスクがそのまま使えます。前のMacのバックアップはそのまま保持されますから、必要になった時にはいつでも取り出すことができます。

Time Machineの他に、オンラインのバックアップ先として、 Crashplan を使っているのですが、これの移行もすでに済ませました。これは私のプランだと一台のMacしか同時にバックアップできないので、これを持って古いMacの内容はバックアップされなくなり、新しいMacに存在しないデータは、削除されたと見なされます。Crashplan は削除されたデータも無期限に保持してくれますので、これも必要になったらいつでもダウンロードが可能です。

Crashplan は容量無制限で、外部ドライブも無制限にバックアップでき、削除されたファイルも無期限に保持してくれるというサービスで、競合に比べて安かったので使い始めましたが、iCloudがもう少し安くなれば解約したいと思っています。何も絶対に無くしてはいけない記録を取り扱っているわけではないのに、iCloud、Crashplan、それにTime Machineという3重バックアップ体制になっているのは、少しオーバーキルというか、もっとシンプルにしたい、という感じがあります。ただiCloudはCrashplanを置き換えるにはまだ値段が高いですね。

バックアップといえば Google Photos をしばらく使っていましたが、自動的にデータを吸い上げてグーグルのサーバーに送ってもらっているだけで、特に楽しいことは何もないので、もう使うのやめたい感じがしています。古いMacにはアプリがインストールしてあって、今も新しい画像を監視しては吸い上げているわけですが、新しいMacは容量が足りなくなることは当面なさそうですし、iCloudも月1ドル払い初めて容量が大きくなったので、Googleの「容量無制限」といううたい文句はそれほど魅力的ではなくなりました。

画面の解像度ですが、デフォルト設定を変更してスペースを広く取っていましたが、これはデフォルトの設定に戻しました。いくつかのアプリでは、画面を広くする設定だと文字が小さすぎます。

Sierraの動作で、いくつか不具合が見つかりました。

ミッションコントロールを表示する時に、ウィンドウをたくさん開いていると、アニメーションがもたつきます。これは新しいアニメーションに変更した為ではないかと思っています。今後のアップデートで解消されるといいですが、今のところはあまりたくさんウィンドウを開きすぎないほうがいい、という感じです。

完璧に動作していると思った Universal Clipboard ですが、今まで動作しなかったことが複数回ありました。いずれも学校のWi-Fi環境下だったので、ひょっとしたら周囲の電波状況によって動作しにくいことがあるのかな?と思っています。これが動作しないというのはなかなかフラストが溜まる状況です。

Sierraというより、もっと深い部分の問題のような気がするのが、Force Touch トラックパッドが反応しなくなったことです。前日スリープ状態にして、翌朝開いたらクリックできなくなっていました。tabキーの操作で電源を切って再起動したところ直りましたが、これがもし頻繁に起きるようなら致命的です。

10日間使ってみて、オーバーオールでは、大変満足のいく乗り換えでした。