外国籍の子の出生届にひらがなが使えないことを差別だと言っている人は、そもそもひらがなとカタカナを理解していないのでは?

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これです。以前こんな記事を書いたので、ちょっと見ていただだきたいんですが、

pichikupachiku.hatenablog.com

漢字とひらがなは、日本語の中で特定のシーケンスで特定の単語を表現するための文字です。

音を表現するための文字はカタカナなので、外国籍の子供の出生届に原則カタカナ使うのは何もおかしくありません。

もしひらがなを使ったところで、名前としてはカタカナで届けた場合と同じになります。音しか表現していないので。だから別にひらがなを許可してもいいと思いますけど、誰にとっても意味ないですね。だって音なんだから。

外国籍ということなので、正式な名前の登録はその国の制度に従って行うことになるため、そもそもカタカナすら必要ではありません。ローマ字だけで良いでしょうが、日本の役所で扱う上で便宜上カタカナを記載することになっているのでしょう。

繰り返しになりますが、音を表現するための文字は日本語には(ローマ字を除けば)カタカナしかありません。平仮名でもやろうと思えば同じことはできますが、名前情報としては平仮名で書いてもカタカナで書いても変わりません。クレジットカードの名前が全て大文字なのと同じことです。小文字でも同じ表現はできますが、わざわざ選ばせる意味がないので大文字で統一しているだけでしょう。それと同じことです。

もし自分が外国籍の子の親だったとして、日本の役所に出生届を出す際に、自分の子の名前を平仮名で書きたいですか? 平仮名で書いてもカタカナで書いても、子の名前は同じです。日本以外にはひらがなを使う国もカタカナを使う国もありませんので、どちらで書こうとその子の名前はその「音」でしかありません。

ひらがなを許可しても誰も得しないし、役所の仕事が煩雑になる可能性があるし、そもそもルールを変えるだけでもコストがかかりますよね。全く意味がありませんし、外国語の発音を表記するのに、「音を表記する専用の文字」を日本が使っていることは、なんの差別でもありません。また、日本の役所がそのような日本の言語文化に倣うのも差別ではありません。

これに尽きる話なんですが、「差別だ」ってブコメがついちゃうのは何故なんでしょうね。