反マルチタスクのための Todo アプリ3つ

マルチタスクは良くないっていうことが近年盛んに言われています。脳にどういう影響を与えるかという研究が幾つか出ていて、深刻なダメージを脳に与えるなんていう記事もありました。

マルチタスクが脳にどういう悪影響を及ぼすのかについてはまだよくわかっていないことが多いようですが、生産性やストレスの少ない生活のためには、マルチタスクはできるだけ避けたほうがいいということは、多くの人がが日々実感していることでしょう。(逆に、マルチタスクに憧れるという人もいるようですが。)

そこでシングルタスクを支援するための生産性ツールもないことはないわけです。古いほうだと NowDoThis.com が有名だともいます。この極度にシンプルなウェブアプリは、1行ずつタスクを書き込むことで利用します。読み込まれたタスクをただ画面上に表示し、Done をクリックすると次の行が表示されるという仕組みです。

NowDoThis

ほかには OneTask ( onetask.com ) があり、この Mac アプリを常駐させると、デスクトップ上にタスクを常に表示し、完了させると次のタスクが表示させるという、NowDoThis を Mac アプリとしてデザインしたような作りになっています。

OneTask - Stick to your priority

Singletask は比較的新しい iOS アプリで、現在 Mac 版が開発中だそうです。上記二つに比べるとかなり複雑な作りになっていて、単にリストを保管するだけでなく、プロジェクトを複数作成し、各プロジェクトのためのリストを作成できるようになっています。

 

iOS 9 では、日本語の自動修正機能がつくそうです。

www.apple.com

昨日色々と大騒ぎしてしまったんですが、よく読んだらちゃんと公式にアナウンスされてましたね。
iOS 9 では、日本語の自動修正機能がつくそうです。
これまでなんども日本語入力ソフト業界に対する不満をぶちまけ、オートコレクト(自動修正)がいつまでたってもつく気配がないのはどういうことかといって、デモ動画までわざわざ作ったりしましたが、Appleはきちんとわかってくれていました。
思えばフリック入力を発明したのもAppleだそうですし、普及させたのはもちろんiPhoneです。当時ソニーなどは奇妙なローマ字入力を作ったりしてXperiaに乗せてましたね。
El Capitan のライブ変換と合わせて、今回は日本語入力の歴史にとって記念すべきアップデートになりそうです。日本語の歴史にとっても、小さくはないことでしょう。
私たちの母語は、現代の生活にきちんと適応できるものであると、私たちは願ってきたはずです。しかし実際には、こういった技術的な側面からの貢献がなければ、日本語は到底使い物にならないのです。もし漢字仮名交じり文を書くのに、文字パレットから1文字ずつ選択しなければならないとしたらどうでしょうか?到底そんな言語は使ってられないから、きっと書き言葉としての日本語は滅ばなければならなかったでしょう。あるいは、ローマ字化を余儀なくされていたかもしれません。もちろん現状の日本語入力はそんなにひどい状況ではありません。けれども、諸外国の言語と比較して、明らかに私たちは不便を強いられてきています。
それが今度、大幅に軽減されようとしています。
これでいままでとは段違いに効率的な日本語入力がiOSでもMacでも可能になるはずです。他社が追随するのにどの程度かかるでしょうか。この貢献のおかげで、5年後には日本人の事務処理効率は大幅に上がっていることでしょう。GDP には影響はあるでしょうか?
オートコレクトがどういうものであるかについては、数回前のエントリでやや感情を込めて紹介しています。

なお、パブリックベータの内容は、機密事項だそうです。昨日エントリを削除したのはそういうわけです。Apple さんごめんなさい。

シンプルなアウトラインプロセッサ WorkFlowy がめっちゃ楽しい

workflowy.com 

どうしてこういうものが今まで出てこなかったんだろうというくらい、非常に簡単な仕組みで様々な用途に使えるのが WorkFlowy です。

ウェブベースで、Mac/PC からはブラウザで利用します。モバイルでは iOS 用のアプリがリリースされていますが、モバイルサファリからアクセスする場合でも機能はほとんど変わりません。

- 真っ白な画面に、文字を入力して、改行するとリストになります。

- インデントをすることで、階層構造を作ることができます。

- リストの項目をドラッグして自由に移動できます

- リストの項目にはノートを記入することができます。

- リストの項目には #タグ をつけることができます。

- リストの項目を「完了」させることができます。

- リストの各階層に「ズーム」することができ、多重構造を作ってしまっても苦になりません

- 検索が高速で、検索結果画面が非常に見やすいです

- 検索結果の画面も、特定の項目にズームした画面も、星を付けてすぐにアクセスできるようにすることができます

- 検索結果の画面も、特定の項目にズームした画面も、それぞれ固有の URL を持っているので、ブラウザにブックマークも出来ますし、iOS のホーム画面に追加することもできます

- 毎朝、自分の行った変更がメールで届きます

- 最近になって毎月に行える編集の量に制限がつくようになったみたいです

あまりユニークな機能はありませんが、全体として非常によくデザインされていて、使っていてとても気持ちよく、楽しくなれるのが WorkFlowy の特長です。

Make Lists. Not war. 

Windows 10 無料騒動に関する追記

it.srad.jp

つまり Preview 版は Preview 版として正規版発売後も使い続けられるってことっぽいですね。人柱割引ですね。

頑張ってインストールしようと思います。

Windows 10 を無料で手に入れようとして失敗した話

というか単に誤報につられただけですが。

Windows 10 の Insider Program にサインアップして、Preview 版をインストールしておけば、正規版にアップデート可能だと聞く。

サインアップしてダウンロードする。

誤報だと知る。

せっかくだからとインストールを試みる。

Mac の容量が足りない。

外部ドライブにインストールを試みる。

Boot Camp は外部ドライブをサポートしていないと知る。

外部ドライブに Yosemite をインストールしたらそのドライブが Internal とみなされるのではないかと考える。

外部ドライブからブートしていても外部ドライブは外部ドライブでした。

おわり。

日本語入力でオートコレクトを行うデモ動画を作りました。

www.youtube.com

以前のエントリでオートコレクトがない現状の日本語入力に対する不満をいろいろとかいたけれど、今回は少し冷静に、より建設的に、自分のイメージしているものを動画にしてみました。

オートコレクトはとても便利です。動画をよく見ていただけると、多少のタイプミスは気にしなくて良くなることがわかると思います。

この動画ではオートコレクトを利用するためにシンガポール英語のキーボードを用いています。したがって、英単語がたくさん候補に上がってきています。もしこれが日本語専用に作られていたら、どんなに快適な入力ができることか、想像していただきたいです。

ウェブの時代からアプリの時代になって、退化してませんか?

Google がモバイルを Chrome でなく Android で行くって決めたあたりとか、 AppleiPhone にネイティブアプリを載せることを決めたあたりからずっと疑問。なんでウェブでいけなかったんだろう。
いまあれからずいぶん経ったけど、結局のところ、アプリでやっていることなんて、技術的にはウェブでも可能なことがほとんどで、アプリを使う理由といえば、かれらがユーザーにアプリを使うもことをいろんな方法 (アプリでのみ使える機能を増やしたり、ウェブにアクセスするとアプリのダウンロードを促す画面が表示されたりすること ) で強制しているからにすぎない。かれらはどうしてウェブよりもアプリを使って欲しいんだろう。
おかげでユーザーは、いつもウェブブラウザのタブと、アプリスイッチャーをいったりきたりしなければならないし、簡単な用事を済ませるためにわざわざ数十MBものダウンロードをしなければならない。
なんでこうなってしまったの?