Evernoteが何なのかよくわからない方へ Evernote超入門

2011/02/12 追記 iPhone編を書きました。Evernoteを入れてみたけどよくわからない方へ Evernote超入門iPhone編
2011/02/12 追記 完結編を書きました 初心者向け情報まとめ Evernote超入門完結編

Evernoteとはなにか

最近Evernoteの話題をTLでよくみるから、気になってるという方は多いのではないでしょうか。
でも、流れてくる話題は「Evernoteでタスク管理!」とか「EvernoteTwitterをバックアップ!」「Evernoteに画像を保存!」挙句「Evernoteですべてを記憶」などとばらばらで、Todoリストツールなのか、自動バックアップシステムなのか、画像管理ツールなのかよくわからないという方が多いのだと思います。
当ブログでも「Evernoteを使った最強の記憶術」という記事を書きましたが、Evernoteが暗記ツールかといえばそんなことはないのです。

一言でEvernoteは何かといえば「メモ帳」、「手帳」あるいは「雑記帳」になると思います。
この記事では、Evernoteのことが気になるけど一体なんなのか、何に使えるのか、何が良いのかよくわからず、手を出せないでいる方向けに、極基本的なことに的を絞って解説したいと思います。

Evernoteはメモ帳である。

Evernoteはメモ帳ですというのは前述のとおりですが、ではTwitterでよく見る(と思われる)「Evernoteでタスク管理!」とか「EvernoteTwitterをバックアップ!」「Evernoteに画像を保存!」というのは一体なんなのだろう、と思われるのではないかと思いますが、この記事ではあくまで「Evernoteはメモ帳である」ということに的を絞って解説しますので、上記のような使い方は上級テクニックだと思ってとりあえず忘れておいてください。(一応、どういう事なのかイメージだけ説明しますと、紙のメモ帳を予定管理に使ったり写真を挟んでおいたりするのと似たようなことです)

デジタルメモ帳 Evernote の使い方 1.サインイン、ノート作成

まずはEvernoteの公式サイトにアクセスしてみましょう。

”DOWNLOAD NOW もちろん無料です” というボタンを押したくなるところですが、グッとこらえて右上の”新規アカウント作成”を押します。既にアカウント登録が済んでいる方は”サインイン”を押してください。

必要事項を入力し登録を済ませましょう

登録が済んだらサインインします。

サインインが完了すると、次のような画面が表示されます。これが自分のメモ(Evernote用語では「ノート」といいます)一覧画面です。

左側に出ているのは「ノートブック」と呼ばれるもので、メモを仕分けして格納するのに使います。今回は入門ということで、ノートブックはつくらずに、最初からあるひとつだけのノートブックで使うことを想定してすすめます。
左上の方にある「新規作成」ボタンを押してみてください。

次のような画面が表示されます。

「題名」はノートのタイトルです。ここにはあとで見たときに内容がわかるようなタイトルを入れましょう。
「ノートブック」はどのノートブックにメモをしまうか選ぶところですが、前述のとおりですが、今回はノートブックはつくらないので、ここはいじらないでください。
「タグ」はノートに印をつけてあとで探しやすくするための機能ですが、使いこなそうとすると結構面倒なので、これも上級テクとういうことにしてスルーします。
下にある大きなエリアが本文です。メモの内容をここに書き込みましょう。

内容がかけたら左上の「保存して閉じる」を押します。

デジタルメモ帳Evernoteの使い方 2.ノートを探す、見る

ノート一覧画面に戻り、先ほど書いたノートが追加されていることがわかります。

ノートは時系列順に並ぶので、いつかいたっけ、という記憶と、タイトルを見ながら探すことができます。
右上の検索ボックスを使うと、ノートの内容をキーワード検索できます。
右上のボタンをおすことでノート一覧の方法を切り替えることができます。

Evernoteを使うメリット

紙のメモ帳、手帳、雑記帳とくらべてEvernoteのメリットはなんでしょうか。
Googleで検索するとEvernoteの便利な使い方はたくさんヒットするのですが、普遍的なことは、Evernoteネット上にメモを置いておけるデジタルなメモ帳だということです。
ネット上において置けるということは、Evernote社が突然サービスを停止しない限り)うっかりなくしてしまうという心配がありません
ですから、普段は必要ないがとって置きたいことがらを書き留めておくのには便利でしょう。普段見ないメモというのは、紙に書いておくとなくしやすいものです。
次に、デジタルであるということは、簡単にコピー、ペーストができるということです。ネットの気になったページをとりあえず保存しておきたいというときに、保存したい部分をコピーして、Evernoteに貼り付けておくとあとで見たくなったときにすぐに取り出せます。
たとえば、Cook Padのレシピでいいものを見つけたが、今すぐこれを作るわけではない、というときに便利でしょう。

終わりに

この記事を書こうと思ったのは、多くの人がEvernoteに関心を持っているのに、Evernoteがなんなのかということをズバリ解説しているWebページがあまりに少なく、逆に初心者には理解不可能な高度な利用法ばかりが紹介されていて、Evernoteとは一体なんなのだろうかという疑問がなかなか解消できない状況があるからです。
Evernote社も「すべてを記憶しよう」とか「第2の脳」といった一見意味不明なことばかり言っているので、Evernoteについてこれから調べようとしている人にとっては無頼状態です。
そういう状態を解消しようと思って「Evernoteはメモ帳なんだ!」というあまりに根本的なことにフォーカスして書いたので、バリバリ使いこないしたいという方には不満が多い記事になったと思います。
実際、この記事ではEvernote独自の魅力については何も語っていませんEvernoteを使ってみよう、という気は起きないかもしれません。
たとえば、EvernoteにはWindows, Mac, iPhone, Androidそれぞれ向けにクライアントアプリがあり、それらを使いこなすと紙の手帳を置き換えてしまうような便利ツールなりますし、冒頭に挙げたようなTodoとしての使い方、画像保存ツールとしての使い方など様々な便利な活用方法があります。
この記事にいくらか反響があれば、今度はそういったもうちょっと進んだ使い方について解説する記事を書きたいと思います。

2011年2月10日 追記 次の記事では何を扱って欲しいですか?

予想に反して反響があったので、次の記事についてアンケートを取りたいと思います。
次の記事では何を扱って欲しいですか?

1. 「終わりに」で書いたとおり、Evernoteのもうちょっと進んだ使い方について。
1-A. EvernoteiPhone/Androidアプリ
1-B.Windows/Macアプリ
1-C.ブラウザ プラグイン/ブックマークレット

2. 「はやりのツールの極基本」というコンセプトでEvernote以外のツールについて。この場合、具体的に「〇〇について知りたい!」とお書きください。

3. その他。何でも結構です。「〇〇について!」と具体的にあるいは抽象的にお願いします。

アンケートの回答、質問、要望などはTwitterユーザーの方は@pichikupachiku, Twitterを使っていない方ははてブコメント、どちらもない方はこの記事のコメント欄にお願いします。