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できるポケット+ Evernote 改訂版 #evernotejp #dekiruEV


できるポケット+ Evernote 改訂版 (できるポケット+)は, いしたにまさきさん, コグレマサトさん, 堀 正岳さんの三人のスターブロガーによるEvernoteのガイドブックです.

総評

Evernoteの入門からかなり進んだ使い方まで網羅したEvernoteユーザーのハンドブックとも言うべき一冊です.
これからEvernoteを使い始める入門者にとって頼もしいのは言うまでもないことですが, 上級者でも読む価値があります.
ただ, ググることすらできないパソコン初心者が読んでも理解できるか不安な文章で書かれている一方, ググれば済むようなことまで書いてあるというアンバランスさは否めません.

目次


第1章 基本操作編
1 Evernoteの特長 Evernoteでできることを見てみよう
2 新規アカウント作成 Evernote の利用を始めるには
3 ソフトのインストール EvernoteWindows 版ソフトをインストールするには
4 新規ノートと同期 メモを取るには
5 ノートの編集と画像の貼り付け ノートの編集や画像の貼り付けをするには
6 インクノート 手描きのメモを取るには
7 ウェブカメラノート ウェブカメラで撮影した画像をノートにするには
8 ノートブックの作成とノートの分類 新しいノートブックを作成してノートを整理するには
9 タグを利用したノートの整理 タグでノートを整理するには
10 キーワードによる検索 ノートを検索するには
11 アカウントのアップグレード 有料プランで高機能なサービスを利用するには
Column
第2章 モバイル活用編
12 iPhone アプリケーションでのノートの作成 iPhone アプリケーションでノートを作成するには
13 iPhone アプリケーションでのノートの閲覧や検索 iPhone アプリケーションでノートを閲覧するには
14 Android アプリケーションでのノートの作成 Android アプリケーションでノートを作成するには
15 Android アプリケーションでのノートの閲覧や検索 Android アプリケーションでノートを閲覧するには
16 iPad アプリケーションでのノートの閲覧や検索 iPad アプリケーションでノートを閲覧するには
17 携帯電話からのノートの作成と閲覧 一般的な携帯電話でノートを閲覧するには
Column

第3章 デジタル情報編
18 Web クリップ Web ページを取り込むには
19 ファイルの取り込み PDF ファイルを新規ノートとして取り込むには
20 Email ノート メールを取り込むには
21 スクリーンキャプチャーとホットキー パソコンの画面を取り込むには
22 Eye-Fi デジタルカメラで撮影した写真を自動的に取り込むには
Column
第4章 アナログ情報編
23 ScanSnap 書類をスキャンして取り込むには
24 JotNot Scanner iPhone できれいに書類や名刺を撮影するには
25 airpenPocket デジタルペンで書いたものを取り込むには
Column
第5章 情報整理編
26 ノートを整理する基本的な考え方 ノートを上手に整理するには
27 ノートブックスタックによる分類方法 ノートブックとスタックでノートを分類するには
28 ノートの属性 日付、位置情報などの属性を整理や検索に役立てるには
30 保存された検索 よく使う検索条件を保存し、ノートを効率良く取り出すには
Column
第6章 共有編
31 ノートブックの共有 他のユーザーとノートを共有するには
32 ノートブックの公開 ノートブックをすべてのユーザーに公開するには
33 共同編集 ノートを共有してお互いに編集するには
Column
付録 トランクを利用するには
ミニ用語集

充実のコラム&ヒント

特筆すべきことは, ColumnやHintの充実ぶりです. 例えば, 62ページでは, 「画像内の文字をうまく認識させるコツ」と題して, 次のような非常に具体的なアドバイスが載っています.
私がCanon imageFORMULA DR-150を買ったときには, 何も参考にしないで試行錯誤を重ねましたので, 大変苦労しましたし, 設定が残念なまま取り込んでEvernoteに保存してある本や書類が幾つかあります.


画像(写真)を撮影するユーザー側の工夫によっても、文字の認識率を高められます。文字を写真に撮るときには、できるだけ大きく写すようにします。また、現在の Evernoteの文字認識は横書きが基本なので、なるべく文字の並び方が水平になるよう、傾きを調整して撮影するのがコツです。レッスン23で解説するドキュメントスキャナーなどを利用する際には、解像度をできれば 300dpi 程度に設定しましょう。
他のコラムとしては「手書きメモをカンタンに取り込むキングジム「ショットノート」」というEvernoteと一緒に使うと便利な製品の紹介や「「Evernote サイトメモリー」でブログの読者を惹きつけよう」という私のようなブログを書く人間には有用なものもありました. もちろん, ここに取り上げないものもあります.
また, 随所に「HINT」というかこみがあり, Evernoteを使う上での実用的なヒントが掲載されています.
例として, 24ページにあるHINT「Evernote に何を書いたらいい?」を紹介します.

Evernote を何に使えばいいのだろう? と悩む人もいるでしょう。まずは会議のメモや、ふと思いついたアイデアにもならないことなど、とにかく書いていきましょう。いざ何かについて考えてみよう、調べてみようと思ったら、蓄積したノートを検索し、読み返すことで、思い出すことができたり、新たな発見ができたりします。
Evernote 初心者の多くが訴える悩みを取り上げ, なんでもないことでいいからとにかくメモし, 活用は後から, とアドバイスしているわけですね.

PC初心者には不親切な点も

一方で, すこし改善が必要かなと思うところもあります.
最初に述べた, ググれば済むようなことまで書いてあるのに, ググれない人には理解出来ない言葉が使われているという問題です.
例えば, レッスン2 「Evernote の利用を始めるには」(14ページ)では最初のステップとして


ブラウザーのアドレスバーに「http://www.evernote.com/」と入力
とあります.
おそらく, これが理解できるような人なら, Evernoteを使ってみようと思い立った時点ですぐに完了できるでしょう. わざわざ本で説明する必要はありません.
この説明が必要なのは, 本の説明に頼らないと何も出来ない人です. 果たしてそういう人が「ブラウザーのアドレスバー」なんて言われて理解できるでしょうか.
IEの画面を画像で表示し, アドレスバーはここだよ, と図で示さなければならないでしょう. 「ブラウザー」なんて言う言葉は間違っても使ってはいけないのです.

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本書を勧める上で大きなポイントとなるのが, できるポケットシリーズおなじみのPDFダウンロードサービスです.
本書を購入すると, 同じ内容のPDFを無料でダウンロードすることができます.
ハンドブックはいつでも手元にあってこそハンドブックです.
PDFをEvernoteに保存して, パソコンやスマートフォンからいつでも参照できるようにしておきましょう. これこそEvernoteの醍醐味です.